さかいの家づくりブログ

住宅・建築業界歴7年のさかいが家づくりのことを書いてます。

壁内結露って何??

先日、お客様より
<壁内結露> について聞かれたので
そのお話です。


そもそも 結露はなぜ起こるのか??
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空気は温度の高い時ほど多くの水蒸気を含む事ができ、
逆に低いほど含める量が少なくなります。

その温度で最大含める水蒸気量を
「飽和水蒸気量」
というらしいです。
(中学理科で習っているらしい。全然覚えてない。笑)

その水蒸気量を超えると水滴になり
窓の表面、壁の内部に結露となって出てきます。

 

しかし、家の構造の柱と外壁との間には
「通気層」という壁の中に湿気が溜まって
結露を起こさないようにするための層が 通常 あります。

 

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(ニチハさんカタログより)

 

私が勤めている会社の仕様ではこの通気層がありません。
外側にも断熱材を施工しており内側からも外側からも
湿気が入ってこないような構造にしています。

 

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(さかいの手書きなので汚いです。すみません。)

 

表面の壁紙やフローリングは取替えができますが
構造材 は取替えがとても困難です。

いろんな考え方があると思いますが
壁内結露をして家の大切な 構造材 を傷めないような
仕組みにしていく事が大事ですね。